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人事で社員のやる気を変える!成長を促す評価とは

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社員のやる気を引き出す効果的な方法

社員のやる気を変えるには、人事評価制度の整備が必要不可欠です。企業に所属しているのは全員人間ですので、上司が部下を評価する制度はこれからも必用になります。その中で、成長を促す評価体系にしていくことが、社員の成長を促進し、モチベーションの向上にもつながります。
ある企業で、一時期従業員が大量に退職することがあり、社長や人事部長などの執行部は対策に頭を悩ませていました。従業員が会社を辞める理由のほとんどは、上司との人間関係であると言われています。しかし、従業員が退職する際、人事部と最後の面談を行っても、辞めることにいたった本当の理由はなかなか言ってくれないものです。

とある企業のケース

この会社では毎年一回、上司による部下の評価が行われ、5段階でランク付けがなされていました。1がもっとも良い評価で、5が悪い評価になります。数年前に海外のファンドから出資を受けていたこの企業では、外資系の評価体系が導入されており、人事部は従業員の評価に関わらず、上司が一方的に部下を評価するというやり方が行われていました。
また、評価が4と5の悪い部類に入る従業員は、2年連続同じような評価を受けると退職勧告が実施されていました。日本の場合、整理解雇を行うことが非常に難しいため、生産性が低い従業員に対して「今の仕事は向いていないのではないですか?」と人事部から退職を勧める手続きを行っていたのです。

人事評価を見直そう

一番の課題は、評価が低い従業員は退職しないのに、評価が高い幹部候補の若い社員が辞めていることでした。この会社は、いろいろな企業の評価制度も調べ、上司が部下を一方的に評価する制度を改め、360度評価を導入することにしました。
360度評価とは、従業員の評価を上司だけではなく、一緒に働いている同僚からも行ってもらい、数人の意見を評価に反映させる仕組みです。この会社では、関連のある同僚を10人程度自分で選び、評価をしてもらう制度を導入しました。営業部門のある従業員は、同じ部署の同僚、管理部門の同僚、オペレーション部門の同僚などに評価を依頼し、5段階でレートをつけてもらいました。

360度評価の導入により、評価の高い従業員の離職率は低下し、個々のモチベーションも格段に上がりました。同僚同士が評価を行うため、お互いに協力しあうようなインセンティブが働き、部署をこえたつながりが増したのです。評価体系をかえるだけで、従業員のやる気を変えることができた貴重な事例です。

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