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社員が納得のいく人事評価を下すには

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人事評価の現状と問題

以前までは若手社員は育成期間にあたるため、評価に差をつけないという傾向が多くありました。例えば入社5年目までは基本的に昇格も給料も基本的に同じというケースが多く見られました。また、いまだに多くの企業では、このようなシステムを取り入れているところが多く見られます。しかし近年では上司の評価で給与やボーナスが決まる時代といっても過言ではありません。

そのためだれもが上司から高い評価を得たいと思っているものです。しかし、こんなに頑張っているのに評価を上げてくれないと、上司に対して不信感を抱く部下も多く見られます。特に近年では若手社員であっても評価に応じて給与やボーナスが大きく変わるケースもあるので、上司の評価に対する目は厳しいものがあるのです。

反対に上司としてはきちんと評価しているつもりであるのに、なぜ部下は不信感を持つのだろうと思っていることも多いでしょう。

多くの企業では半年に一回や1年に一回のペースで、業績や仕事に対する取り組みの人事評価が行われています。この評価は業績が著しく高かった場合にはS評価、あまり業績が振るわなかった場合にはC評価などと、ランク付けされることがほとんどです。またはその評価に応じて、給与やボーナスが支払われるので、部下たちは大いに気にするでしょう。

人事評価をするために

それでは社員が納得のいく評価を下すには、どのようにすればよいのでしょうか。人間が人間を評価するため、100パーセント公平、公正な評価は難しいと言えるでしょう。勤務時間中に、上司が目を離さないように部下の行動をいちいち観察するというのは不可能なことです。そして上司の主観によっても評価結果にばらつきが生じることは大いに考えられます。

人事評価を下す側でも評価者訓練を受けることで、ある程度まで補正することができます。しかし上司全員の判断基準を完全に一致させることは難しいでしょう。しかし社員に十分な納得感を抱かせることは、方法によっては可能となります。それは、人事評価を開示するということです。

例えば人事評価シートを作る段階から、社員全員に参加してもらったり、制度を築き上げていく途中経過を告知したり、さらにそれに対する意見を寄せてもらうのもよいでしょう。評価シートの内容はもちろんのこと、その評価方法や、給与や賞与に対する決定方法も含め、十分な開示を行うだけでも、人事評価制度に対する納得度は格段に変わってくることでしょう。