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人事評価で経営が変わる。社員が自分自身を俯瞰するチャンス。

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人事評価の査定ミーティング

人事評価は、経営そのものと言えます。日本の大きな金融機関などでは、「人事がすべて」というフレーズが社内で話されているところまであり、評価制度は従業員がもっとも注目しているポイントでもあります。多くの企業では、上司と部下が話し合う年に1度の査定ミーティングを設けています。

しかし、上司と部下が話し合いを行い、仕事ぶりについてフィードバックを行う機会が年に1回しかないのでは、コミュニケーションが少なすぎます。ある企業では、部下と上司の話し合いを月に1度行うことにして、毎月フィードバックを行う仕組みを取り入れ、それによって人事評価のやり方も変更しました。

毎月上司と部下が30分ずつミーティングを行う制度を導入し、その面談をきちんと行わない上司については、管理職としての評価が下がるような仕組みまで取り入れました。ミーティングを行わない上司は、マネジメントとして自分のチームの部下とコミュニケーションを取る能力が低いと判断されるような人事評価制度になったわけです。

査定ミーティングの効果

どの組織でもそうですが、上司と部下の関係が良くない場合があります。従業員が会社を退職する理由のほとんどは、上司との人間関係であると言われています。多くの場合、退職する本当の原因を明かすことなく辞めていく人が多いため、当の上司や人事部は根本原因を知ることなく、優秀な社員が去っていくのを見るしかありません。

月に1度上司と部下がかならず話し合う制度によって、色々な意味で好循環が生まれました。まず、上司が何を考え、部下に対してどのようなことを期待しているかということを、毎月のミーティング中で部下は認識することができるようになったのです。

上司からしても、毎月話し合いを行っていく中で、部下が日々どのような思いで仕事に取組み、上司に対してどのような考えで接しているのかを理解できるきっかけになり、お互いの期待に対してある程度目線を合わせた上で、業務に取り組めるようになりました。

人間関係が極度に悪化しているような場合、上司と部下がほとんど会話をしないようなケースがあります。しかし、毎月のミーティングが義務化されており、それを実施しない上司は管理職として評価が下がる仕組みになったため、面談を行わないわけにはいきません。

これによって社内のコミュニケーションが活発になり、上司も部下も自分自身を俯瞰できるチャンスを得たのです。結果、この企業の業績は良くなりました。