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日本のやり方はもう古い!?海外の人事事情

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日本と海外の人事事情の違い

日本では、年功序列終身雇用の人事体系が現在も続けられていますが、世界から見ると非常に変わった不思議な制度です。日本の大企業などでは、同期入社組の横のつながりがありますが、海外では同期という概念が希薄です。また、日本の金融機関などで見られる年次意識というものも、海外ではありません。

日本と海外の採用制度の違い

日本の場合、4月に新卒一括採用が行われています。海外では、通年採用であり、どこかの部署に人が欠けたら応募をかけるという仕組みになっています。ですので、企業間の人材の移動が活発で、ある会社で整理解雇が行われても、どこか別のところで仕事を探しやすい形が取られています。

日本の大企業では、2年から3年でローテーションを組み、最初は営業部門、次は人事部門、その次は管理部門という形でゼネラリスト育成型のキャリア制度が組まれています。海外では、スペシャリストしか採用されませんので、人事であれば20年、30年人事の仕事をして、必要に応じて所属企業を変えるという形が取られます。

日本と海外の人事評価の違い

また、日本企業の場合、夏と冬に月給人事評価制度の3つの問題の2カ月分や3カ月分のボーナスが支払われるところが多いです。外国の場合、年1度のインセンティブ・ボーナスが支払われる会社が多いのですが、全員一律で月給2カ月分が支給されるようなところはありません。

日本にある外資系企業でもそうですが、毎年年初に前年度分の評価に対するインセンティブ・ボーナスが支給され、ある人は数千万円、ある人はボーナスゼロということも珍しくありません。利益をもたらした人にはそれなりのお金を払い、貢献度が低い人には払わないという資本主義の仕組みが実践されているとも言えます。

また、アメリカの場合であれば、整理解雇が頻繁に行われています。このやり方には賛否両論がありますが、向いていない仕事をむりやり続けるというような慣習ではないため、経済が発展するためには合理的と考えている人もいます。日本には、「ほかに行くところがないから、会社にしがみつくしかない」と公言している人もいますが、このような形で雇用を維持することが、社会全体の生産性を押し下げていると考える人もいます。

自分にあった働き方

海外の人事制度がすべて正しいとは言えませんが、日本にも外資系企業がたくさん進出していますので、そこで働くことで外国の働き方を実感することができます。人によっては、日本の会社よりも海外の企業の方がやりやすいと感じる人もおり、自分にあった制度のところで働くことが重要です。