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人事評価で価値観を共有しよう。

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人事の評価事情

会社は、各社員が与えられた役割を果たすことで、組織として効果的な活動を行っています。
その社員の原動力となるのが、誰をどの部署に配属させて、その働きをどう評価するのかを定義している人事評価です。

日本では、経営者の理念に共感したから応募する傾向が強いものの、実務においては部署の責任者が自分の裁量で査定をつけるケースが多く、働くモチベーションや業務改革につながりにくい部分があります。

目先の成績だけを重視したままでは、肝心の会社としての目指すべき方向性が疎かになりやすく、中長期的には隠れた問題点による業績の悪化や、会社の事情をよく知っている人材の枯渇により、組織としての活力を失ってしまう可能性が高いです。

価値観を共有する

適正な人事評価によって価値観を共有すれば、通常の勤務をしているだけでも会社の経営理念を理解しやすくなり、リーダーとして他の社員を引っ張っていける優秀な人材を育てられます。
成果主義の主な悩みであった、会社内で協力しにくいことで同業他社に後れをとってしまう事態を解決するには、社員全員が会社の価値観を共有するという土台が必要です。

価値観を共有できる人事評価を実現するためには、会社全体の改革が求められるので、経営陣が率先して行動しなければいけません。従来の業務改革では、形だけの変化にとどまってしまい、実質的な人事評価は古いままで残ってしまうパターンが多く見られました。

評価システムの必要性

経営コンサルティング会社などによる、すでに他社で導入されたモデルケースに基づく評価システムを取り入れることで、本当の意味で経営理念から各社員への正しい評価まで落とし込みましょう。社員のスキルアップやその会社にふさわしい態度を評価することで、すぐには成果が出なくても、将来的に会社を支えてくれる人材の育成も進められます。

短期的な成績だけに依存しない人事評価は、組織としての在り方から実務にいたるまで、具体的に定義することではじめて完成します。会社で働いている社員による、経営陣への評価はもちろんのこと、それを解消できる新たな経営理念の作成と周知から始めるべきです。

各社員が自らの役割を正しく果たすことは、それぞれの立場で会社の価値観に沿った仕事をすることに他なりません。

管理職への研修制度も重要ですが、最終的には末端の社員であっても会社の価値観を共有して、評価される仕事を行っている姿が理想的です。

会社が一丸となって経営陣の指し示す方向へ進んでいけば、バラバラで業務をしている他の会社よりも底力があると同時に、評価制度を仕組みとして外部へ公表できるから、株主や会社説明会でも大きなアドバンテージを得られます。