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社員は人事評価で、人事部を評価する。

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人事評価はプロスポーツで言うところの契約更改であり、社員と雇用主側の代表者が向き合って話をする重要な機会です。しかし、プロスポーツの契約更改と企業の人事評価を見比べてみると大きな違いに気がつきます。それは両者の力関係です。いわゆるスポーツの契約更改では選手とオーナーは対等に近い立場で話をして、線瞬間納得がいかなければ保留という形をとります。これにより、両者が納得するまで契約が結ばれません。そのため、選手とオーナーはお互い譲歩し合えるところを見つけるように努力しています。契約が結ばれた際にはお互いが一定の納得をしているので、次のシーズンも気持ち良く働けます。一方で企業の評価面談はどうでしょうか。一部の強い立場の方を除けば、人事部側が主導して話を進めていきます。社員の中には自分の言いたいことも言えずに評価を終えるという方も多くいらっしゃいます。社員が不満をうちに秘めたまま次の年も働くということは企業にとって良いことではありません。今は何も言わずに働いていても、いつか他の企業へと移ってしまうかもしれません。社員は評価面談にて人事部の対応をチェックしていると言っても過言では無いのです。評価面談にて社員の心のうちを上手く吐露できるように対応することが求められています。評価面談の際には発言する機会を対等に持つことが大切です。段々と人事側ばかりが言葉を発するような評価面談をしていては社員は抑圧されているように感じる恐れがあります。評価の良し悪しという以前にコミュニケーションが上手く取れていないければ、社員からの印象が悪くなってしまいます。言葉を柔らかくしたり、丁寧に相槌を打ったりと社員の方が話しやすい状態を作ることが大切です。加えて社員の方に質問をする時は予め正解を決めないようにしましょう。評価面談における言葉のやり取りは相手ごとに大きく異なるため、こう答えれば良いというものは存在しません。こちらが勝手に正解を決めてそこに導いてしまうと誘導尋問のようになる恐れがあります。もし、自分が考える理想の答えと相手の返答が大きく食い違った場合は、まず相手の意見を尊重してから自分の考えを述べることが大切です。評価面談での相手に態度には日頃からの関係性が如実に現れます。それゆえに評価面談の時だけ話すのではなく、普段から挨拶を始めとした全般的なコミュニケーションをしっかり行っておくことも重要と言えます。