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成果主義を導入するメリット・デメリット

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成果主義を導入するメリットとしては、モチベーションを向上させやすいというものがあります。
成果よりも年功序列によって給料が決まる仕組みだと、成果を上げてもそれが正当に評価をされないという感情を持ちやすく、引いてはモチベーションの低下に繋がってしまいがちです。
評価というのは金額だけではありませんが、一番わかり易い形というのは報酬であり報酬に反映されないとなかなかモチベーションを保つことは簡単なことではありません。
成果主義を導入することによって、成果がそのまま収入増につながることになりますからモチベーションを向上させやすいという利点があります。
成果主義にすると優秀な人材が集まりやすいというメリットもあり、実力がそのまま反映されるとなれば能力がある人は自分の能力を認めてくれる起業を求めてやってくることになるので、人材が集まりやすくなります。

一方のデメリットとしては、モチベーションの向上と相反するようですが逆に低下をしてしまう可能性もあるということです。
成果主義の最大の弱点は何を持って成果とするのかというのが不透明な部分があり、評価されにくい仕事をしている人は評価をされにくく、結果としてモチベーションの低下につながってしまうという問題があります。
営業などであれば売上といった成果がはっきりわかる数字がありますが、経理や人事と言った業務を行っている従業員は数字で表すことができる成果というのを上げづらいものです。
そのため、直接的に成果が分かりやすい営業などの業務を行っている従業員ばかりが優遇をされて、裏方となる部門が冷遇をされやすく逆にモチベーションを低下してしまうことがあります。

成果主義になると他人が成果を上げると相対的に自分の評価が下がってしまうことになるので、互いに協力しあって仕事をするという関係を気づきにくく、最悪の場合には足を引っ張り合うようになってしまうというケースも考えられます。
協力者に対しても正当に評価をするシステムがあればよいのですが、最終的に成果を上げた人間だけを評価するシステムになっていると手柄の奪い合いや足の引っ張り合いが発生してしまうことがあり、全体の業績を上げるどころか下がってしまうこともあります。

成果主義というのは合理的なように見えて、成果の基準というのが曖昧なものであるため上手く運用をしないとデメリットばかりが強調されてしまいがちなので、メリットとデメリットをよく理解した上で上手に導入することがポイントになります。