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給与査定制度で社員のモチベーションを上げる!導入のコツ。

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人事制度の中でも給料査定制度というのは非常に大きな力になります。今まで、得てして査定制度というのはただ単に本人の能力や仕事の出来映えを評価し、良ければ昇給幅も大きくなる、悪ければ昇給幅は小さくなるし、場合によっては降給もあり得るという考え方が一般的でしょう。もちろん毎月の給料だけではなくボーナスに反映されることもありますし、昇進に影響させることもあります。
この考え方が別に完全に間違っているとは言いません。人事制度における給料査定には確かにそういう側面もあることは事実です。しかし、これだけではあまりに短絡的というか、一面的なものになってしまい、社員のモチベーションを上げるということにはなかなかつながらないことが多くなります。
給料査定制度で社員のモチベーションを上げるためには、上に書いたような内容が制度の一部であることは認めるにしても、それが、あるいは少なくともそれだけが制度の大きな目的ではないと最初に明確にしておくことです。どういうことかというと、給料査定制度は単にその年の昇給額を決めるために行うものではなくて、本人の成長、ひいては会社の成長につなげるためのものであることを明言しておくのです。
単に昇給額を決めるためのものだと考えていると、査定をするほうもされるほうも、その1年の結果がどうだったのかということだけに意識が集中しがちです。しかし、目的はそれではなくて本人の成長にあると考えると、もし結果があまり芳しくないものであった場合、来年はどこをどう改善していくことが求められるのかといった、前向きな話をすることが中心になるはずです。こうすることで、仮に査定結果があまり良くなかった社員であっても、今後どうすれば査定がよくなることが期待できるのかということを考えられるようになり、モチベーションアップにつながります。
そして、それはもちろん社員個人ではなくて部門、さらには会社全体にとってもプラスになることは間違いないでしょう。最初に書きましたが、人事制度といいうのは非常に大きな力です。うまく活用することで、一人一人の社員のモチベーションを上げることもできますし、適切でない制度にしてしまうと、社員のモチベーションを下げてしまうことにもなるのです。その意味では力とは言っても諸刃の剣といえるかもしれません。とかく人事部門と人事評価を受ける部門は対立しがちですが、お互いが会社のこと、一人一人の社員のことを考えるような会社にしたいものです。