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経営を多方面から分析する

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経営分析をする前に

ひとくちに経営の分析といっても、何を対象に分析するのか、あるいはどのような目的で分析するのかなどによって様々な手法が存在します。また、これらは時代の流れと共に移り変わってきたともいえます。
経営の分析が本格的に行われるようになったのは19世紀頃であり、その頃は主にヒトの活動を中心に科学的な分析を行っていました。それから徐々に組織に目が向けられ、組織の行動や文化の分析、集団における心理面の分析などに移り変わっていきました。そして現在は、ヒトやカネ、モノといった物的資産よりも、情報という「貯蓄」できる資産の分析が盛んになっています。
このように、経営の方法や手法は時代と共に移り変わってきたといえますが、現状よりも経営を良くしようという本質は変わっていません。

未来を予測する分析を

経営の分析において重要な考え方の一つに、未来をどう具現化して分析するかというものがあります。未来の経営分析というのは、過去や現在と異なって完全に予測の領域に入るものなので困難を極めますが、経営者が今後の戦略を立てたり、あるいは企業を取り巻く利害関係者の投資の判断材料になったりと、未来における情報は極めて重要な意味をもたらします。
経営における未来予測には、たとえば5年後や10年後の企業の立ち位置や現状の予測、収益と費用から求められる正味利益の予測、将来キャッシュフローの予測など様々な項目が挙げられます。どれも重要ですが、その中でもどれを分析して予測するのが企業の為になるのか、あるいは分析する必要性があるのかなどを慎重に判断することが大切です。

多角的な視点を持つ

企業経営の分析の方法や対象が多岐にわたることは前述の通りですが、どの角度や方面から分析するかということも重要なポイントです。
たとえば、経営者目線からの分析なのか、それとも商品やサービスを購入してくれる消費者目線からの分析なのか、あるいは国内目線なのか海外からの目線なのかなど、見方を変えると同じ分析でも全く新しい発見が出来ることがあります。したがって、1つの目線からの様々な経営手法や分析を行うことも大切ですが、反対に1つの経営手法や分析を様々な目線や方面から実施することも心掛けておくとより効果的になるでしょう。それらを総合的に勘案して初めて、企業の現状を変えることや、将来の発展に繋がることになります。